「餅は餅屋。許認可申請は行政書士。」という話し

お正月で、おいしいお餅を食べました。昔からのお米屋さんが年末に配達してくれるお餅です。さすがに「餅は餅屋」という感じです。

「餅は餅屋」というと、思い出すことがあります。私が自分自身の商標登録を、自力で出願したときのことです。

商標登録の出願は、弁理士さんの業務です。しかし、自分のことは、自分でやろうと思いました。

その時の顛末を紹介します。ご想像の通り、苦労に陥った話しです。

まず、どんな商標が欲しいのか?、指定役務は?、分類の数は?と検討します。これは自分のことですから、自然に決まります。

申請書作成ですが、これも、それ相応のものができました。商標の出願は自分のための1回だけなので、電子申請の仕組みを導入することなく、紙の申請書です。

紙の申請書には、特許印紙なるものを貼ります。特許印紙を買いに郵便局に行ったのですが、簡単には手に入りません。近所の郵便局で取扱いが無いのです。取扱いのある郵便局に問い合わせても「必要な金種の在庫があるか分かりません」との回答です。そんなこんなで、特許印紙を入手して、申請書を特許庁に郵送します。後日、電子化手数料なるもの納めました。

さて、本当の苦労というかショックは、この後です。

数か月後、特許庁から郵便が届きます。そこには拒絶査定と書かれています。「えっ~。ダメなの?」とショックを受けます。楽しみにしていた登録商標が手に入らなくなったと思いました。

しかし、届いた書類を何度も読み返すうちに、補正できることに気付きます。慎重に「何がダメだ」と言われているのか検討して、補正を提出しました。ここで、また電子化手数料が発生です。

しばらく経った後、今度は登録査定の郵便を受取ります。しかし、すぐには喜べない、むしろ不安になる記述がありました。職権訂正という文言です。補正しても、まだ申請内容に不備があり、特許庁の方が職権で修正してくださったということを理解し、やっと静かに喜ぶことができました。

あとは、10年分の登録料を支払い、登録証を受取って終了です。

以上が顛末です。

後から知った話しですが、一般の方が自力で商標出願して拒絶査定を受取ってしまうと、そこで諦めてしまう方が多いそうです。私自身、諦めかけたので、実感として分かります。これは、たいへんな心労になります。

また、補正をした分だけ、時間とお金が余計にかかってしまいました。

さて、このエントリのタイトルに戻って、「餅は餅屋」「商標登録は弁理士さん」、そして「許認可申請は行政書士」と結んで終わりにします。


写真は自力で取得した登録商標社外総務部長の登録証です。

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